こんにちは
今日はノルディックウォークの歩き方とその効果につて書いていきます
ノルディックウォークは、約80年前にクロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとしてフィンランドで始まりました。現在、世界40ヶ国を越える国でノルディックウォークが行われており、フィンランドでは成人人口の20%にあたる82万人もの人が日常的に実施しています。
ノルディックウォークは、ポールを使うことで全身の筋肉をたくさん刺激するので、普通のウォークよりエネルギー消費量が約30%も増加します。つまり、体力づくり、スタミナアップ、減量などにとても効果的です。また、上半身もしっかり使うので、肩や首のコリの解消、肩甲骨の可動域の改善にも有効です。
企業や団体様単位での体験会や講習会の開催など、ご希望・ご要望に添えるようご提案させていただきます。
また当院では、ノルディックウォークポールの販売もしております。個人の方での一組のご購入から、企業・団体様での大量購入まで、用途やご予算に応じてご用意させていただきます。
体験会やイベントでのノルディックウォークポールの短期レンタルも可能ですので、お気軽にお問合せください。
■ ノルディックウォークフォーム
ノルディックウォークを行うことによって、体のどの筋肉に効果が期待できるかを具体的に見てみましょう。 ただし、正しい歩き方・フォームで行わないと、多くの効果を期待することはできません。自己流でなく始めにインストラクターから正しい歩き方を学ぶことをお勧めいたします。
■ ノルディックウォークの歩き方
では実際に、ノルディックウォークをやってみましょう。ノルディックウォークポールをお持ちでない方は、実際に歩いているつもりでイメージしてみて下さい。
ストラップをしっかり装着すればノルディックウォークポールが手から離れる心配はありません。
手の力、肩の力を抜いて、まずはリラックスします。
(ストラップはあまりきつく締める必要はありません。手から外れない程度で結構です)
背筋を伸ばし、少し遠くを見ながら自然に腕をスウィングして歩いてみましょう。ノルディックウォークポールは前方に振り上げるのではなく、体の真横から後ろに向かって地面を押す感じで力を入れます。それ以外は強く握る必要はありませんので、腕はリラックスさせます。
手や肩に力が入っていませんか?
いかがですか?ポールの推進力を体感できましたか? 慣れてきたら上半身を前傾させノルディックウォークポールを突く位置を少し前方にすると運動強度が高まります。
ノルディックウォークを始める時は、専門知識を持ったインストラクターによる指導・講習を受け、正しい歩き方や注意する点を理解することが重要です。正しいフォームや歩き方でないと、あまり効果が期待できないこともあります。
■ ノルディックウォークの運動効果
ノルディックウォークの運動効果について、6ヵ月間のストックウォーキングおよびノーマルウォーキングが血液性状・形態・機能に及ぼす影響」という研究発表をご紹介させていただきます。
本研究は、メタボリックシンドロームの診断基準を超えた危険因子を一項目でも有している、31〜72歳の50名(男性29名、女性21名)を対象に、個人の希望により通常のウォーキングを行うグループとストックを用いたウォーキングを行うグループに分け、ノーマルウォーキング群13名とストックウォーキング群10名の開始時・3ヶ月後・6ヶ月後の数値を比較したものです。
図1 ウォーキングプログラム開始時・3ヶ月後・6ヵ月後における体重、腹囲および体脂肪率の変化
開始時を100とした時の変化率で表示
■:ノーマルウォーキング群、●:ストックウォーキング群
図2 ウォーキングプログラム開始時・3ヶ月後・6ヵ月後における血液性状の変化
開始時を100とした時の変化率で表示
■:ノーマルウォーキング群、●:ストックウォーキング群
この結果からも通常のウォーキングよりもノルディックウォークの方が、減量効果および血液性状の改善効果が大きいことが分かります。つまりノルディックウォークは生活習慣病やメタボリックシンドロームの危険因子を安全に改善する可能性のある運動と考えることができます。
美容と健康に効果的なノルディックウォークを始めてみませんか?
お気軽にお問い合わせください