こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます(*^^*)
今日は子供の外反母趾・浮指というお題です。
ライフスタイルの変化により、現在の小学生の半分が足裏に異常 が出ています。
外反母趾や偏平足、浮足などです。
中学生においては、治療が必要な重度の外反母趾になっている子供が、全体の7%もいて予備軍を含める半数にも達します。
外反母趾とは、大人の女性が無理なハイヒールを履き続けることで起こる足の骨の変形と思われていましたが現在は子供の外反母趾が危ないのです。
足に合わない靴を履いている!
子供の足はすぐに成長して、ちょうど良かった靴も、あっという間に小さくなってしまいます。
小さい靴を履き続けているか、大きくなるのを前提で、ブカブカな靴をはかせていて無理な体勢で、足の指を踏ん張るというのが、外反母趾の原因のひとつです。
確かに、節約したいと思ったら、どうしても頻繁に子供靴を買い替えるのは難しいでしょう。
ですが、やはりきちんと足に合った靴をはかせてあげてください。
最近では古着屋やリサイクルショップなども流行っているので、綺麗にはいてから売ったり、買ったりできます。
親戚や友達に声を掛け合って、靴をあげたりもらったり、上手にリユースしましょう。
外で走り回らない子供が増えている!
本来子供の足の指は普通に広がっており、足じゃんけんがきちんとできるはずなのです。
それが、今の子供は足の指が地面に着いてなくて歩いているので足の指に力が入らず、動かないのです。
しかし子供の靴事情など、たぶん昔とそんなに変わらないでしょう。
それより、子供の運動靴の物価は、現在のほうが安いと思います。
だから、靴の買い替えは難しくないはず?
ではなぜ、子供の外反母趾が増えているのでしょうか?
それは、現在の子供の遊びの種類が、室内あそびに変わってきているからです。
室内でゲームをする、マンガを読む、テレビを見るなど、子供同士で集まっても室内遊びが中心です。
昔の子供に外反母趾がまれだった理由は、外遊びが主な遊びだった からなのです。
足の指を広げて地面を蹴って走ったり、木に登ったりジャングルジムなど遊具に登ったり降りたりして、足の裏を鍛えていました。
足の裏でバランスを取ることによって、健康的な足の3つのアーチがきちんとできていたのです。
3つのアーチとは、
@内側アーチ
A外側アーチ
B前方横アーチです。
このアーチがきちんとできないと、どうなるのでしょうか?
足の異常が体や心の異常につながる子供も大人と同じように、外反母趾になると、出ている骨が靴にあたり痛いのです。
初めは、運動すると足が痛い、という程度から腰、首、ひざの異常にまで発展していくのです。
足の裏できちんとバランスを取って立てないと、体の歪み、ひいては精神の不調 につながっていきます。
足に異常がある子供に多く見られる症状外反母趾や指上げ足(浮指)などの異常に伴って、次のような痛みや神経症状、心の問題が起こっています。
●肉体的:側弯症、ひざの障害、子供の腰椎分離症、ヘルニア、すべり症、顎関節症、頭痛、肩凝り、めまい(起立性障害)、転倒しやすい、うまく走れない、悪い姿勢、肥満、子供の成人病●精神的:首が原因となる自律神経失調症状(子供のパニック症、子供のうつ、ひきこもり、登校拒否、下痢、便秘)、情緒不安定、すぐキレる子供、すぐ「疲れる」の連発、朝起きられない、などこれら数を上げたらきりがありません。
家でする外反母趾予防
大人になったら骨の成長もほぼ決まるため重症の場合は手術という方法で治療する選択肢もありますがまだ骨の成長が確定していない子供の場合は、専門の先生と相談して、なるべく予防や、自宅での足指運動や、テーピングなどを工夫して、経過をみる方法をお勧めします。
●予防足のサイズに合った靴をはくこと外遊びや野外のアスレチックなどを積極的に行って足裏を鍛えること
●足指運動足ジャンケン(グーチョキパー)をする。毎日根気よく行う。タオルを床に敷き、足の指だけ動かして、タオルをたぐり寄せる足指運動。
●テーピング外反母趾用のテーピングを施行する
●テーピング子供用の足の指にセットするシューケア—グッズがあります。
大人用の外反母趾用シューグッズはたくさんあるのですが、子供用はあまり種類がないですね。
子供用の外反母趾ケアグッズは当院でお取扱いしておりますので、お気軽にお声かけください。
足に完璧にフィットする、フルカスタムインソールの作製も承ります!
ジュニアスポーツの選手には、インソールは特におススメです!!(*^^*)