こんにちは!
ご覧いただきありがとうございます(*^^*)
今日は子供の腰痛について書いていきたいと思います。
私たちは、何となく子供と腰痛は無縁だと思っていますが、実は子供も腰痛になります。
子供の体は昔に比べて大きくなっているものの体力が低下しているために怪我や病気をしやすい状態といえます。
また、環境の変化により腰痛も増えているものと考えられます。
子供の腰痛の多くは、スポーツなどによる繰り返し腰に加えられる衝撃による腰痛ですが、パソコン・テレビゲーム・勉強など悪い姿勢を長時間続けることも腰痛の原因になっています。
子供の場合は腰の痛みが早く引いてしまうため、見逃してしまうことも多いようです。
子供が腰が痛いと言ったら、適切な治療や対策をとってください。
腰の痛みを最小限に抑えて、大人になってから起こるかもしれない腰の障害を未然に防いであげてください。
先天的な脊椎の障害により腰痛を起こす場合がありますので、子供が腰痛を訴えた場合は、そのサインを見逃さないでください。
腰痛の原因は成長期と関係があります。
子供の成長期は、イコールまだ大人としての骨格が定まっておらず、伸び盛りかつ脆いものです。
骨に柔軟性があり、骨格が未完成です。
このため、骨に無理がかかる動きやスポーツをすると、子供でも腰痛になります。
もっとも、子供には回復力があるので、2〜3日きちんと腰を休めれば治ってしまうパターンが多いですが、無理を続けると、未熟な腰椎、背骨、背筋を損傷させることになるので、椎間板ヘルニア、脊髄分離症などの入院治療が必要にもなるくらい、大変なことになってしまいます。
また、子供はまだ体の抵抗力がなく、大人以上にしっかりした栄養管理が必要であることはお分かりいただけると思います。
子供のうちから好みに任せて、甘いものばかり食べるなど偏った食事をしていると、骨の発達が未熟になっていき、基礎体力が落ちて、腰痛を引き起こすこともあります。
栄養のバランスには十分気をつけ、特に骨を育てるカルシウムの摂取量に注意しましょう。
あと気になるのが、現代の子供たちに肥満が増えていることです。
肥満は腰に負担をかけ腰痛の原因になります。
子供時代は腰痛と無関係でも大人になってから腰痛に悩まされないようにしてあげましょう。
運動不足も肥満の原因ですが、食生活も肥満の原因です。
子供の食生活を見直して肥満予防・解消をするのは大人の責任です。
親が嫌いなものは食卓にのぼりません。
先ずは大人(親)がお手本になりましょう。
好き嫌いなく規則正しい栄養バランスのとれた食事は子供だけでなく大人にとっても健康によいですから。
子供が勉強しているときに、頬杖をついたり極端な前屈みの姿勢になっていませんか?
この姿勢の悪さは腰痛の原因になる猫背になりやすいのです。
子供の時期の悪い姿勢は習慣化しやすく大人になってからでは直しにくいことが多いため、早い時期に姿勢を正してあげましょう。
ただ、子供はオーバーアクションになりがちですから、行き過ぎた姿勢にならない注意が必要です。
背筋を伸ばすことは、胸を張り出したり背中を反らせることではないのです。
腰痛の多くは姿勢を正すだけでも予防できます。
特に子供だと自分の体のことがまだよくわかっていないことも多いと思うので、周りにいる大人たちが、子供の運動量や姿勢をチェックし、子供の体に異変が起きていないか注意しておきましょう。
最近は子供の運動能力低下も問題になっています。
体の発育に筋肉や靭帯が追いつかず、例えば腹筋と背筋のバランスがくずれて姿勢不良になって腰痛になることがあります。適度な運動をすることで筋力がつきます。
特別な運動をしなくとも、外で遊んだり、体を動かす工夫をしてあげましょう。
ゲームやパソコンなども楽しいですが、外で遊ぶことや体を動かす楽しさをおしえてあげましょう。
体を動かすことは肥満の予防にもなります。
子供の運動不足解消に、一緒に運動をしたり外で遊んだりしてあげたいですね。
子供さんが腰痛を訴えた時は、放置して大事に至る前になるべく早くご来院ください。