野球肩
投球動作によって引き起こされる、様々な肩関節障害の総称です。
使い過ぎにより過度の負担、ストレッチなどの準備運動不足、
不良なフォームなどが原因になりやすいです。
肩関節周囲の組織(筋肉、腱、じん帯など)を損傷して痛みが出ます。
治療は基本的に、動作を中止して安静にすることです。
症状が重い場合は、炎症を早く抑えるようにし、可動域を広げていく治療を行います。
首・肩・腕に負担をかけないよう、なるべく仰向けで枕なしで寝るようにして下さい。
投球動作などの痛みを感じる動作は、しばらく控えて下さい。
過度な練習を控え、ストレッチなどの準備運動をしっかりと行って下さい。
野球肘
投球動作や作業での負担が肘に伝わり、部分的な微細損傷や炎症が発生し、痛みが出ています。
肘の内側、外側、後方が痛くなるタイプがあります。
症状は、肘の内側の痛み、はれ、投球痛、動きの制限、時にしびれも出ます。
悪化すると軟骨炎やはく離骨折、疲労骨折などになりますので、ちゃんと受療されることをおすすめします。
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。
電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。
炎症を取り除くために、患部を保冷剤で冷やすようにして下さい。
悪化防止と再発予防のために、原因の改善も必要です。
重量物を持ち上げたり、力を入れたり患部に負担のかかる動作は控えて下さい。
インピンジメント症候群
肩の引っ掛かり症状の総称です。
投球動作みたいに、腕をあげて、さらにひねるような動作をすると、
腕の骨が肩甲骨や周りの組織などに衝突して、
関節を包む膜や腱の炎症・損傷を引き起こします。そのために、バンザイ動作などで痛みが出ます。
傷んでいる組織を修復させるための施術を行います。
電気治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。
肩・腕に負担をかけないよう、痛い側を上にして横向きで寝るようにして下さい。
投球動作などの痛みの出るような動きは控えて下さい。
過度の練習は控え、ストレッチや準備運動をしっかりと行いましょう。
腰部捻挫(腰痛)
腰や骨盤周りの筋肉・関節などの組織を損傷しているために痛みが出ています。
痛みの原因である炎症症状を引かせるための施術をします。
アイシング、電気治療、矯正治療、マッサージ、固定など症状にあわせて施術いたします。
痛み(炎症)を助長させないように、飲酒と入浴を控えてシャワー程度にして下さい。
中腰、うつぶせ寝、あぐら、足を組む姿勢はやらないようにご注意ください。
運動は、しばらく控えて下さい。