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ランナーに多い股関節の痛み ~股関節に対する当院での治療~
- 2025/08/02
- 股関節の痛み
こんにちは!
今回はマラソンや陸上、トレイルランナーに多い股関節の痛みについて書いていきます。
走っている方や走ることが多い競技(サッカー、バスケなど)をしている方は股関節が痛くなった経験がある人が多いと思います。
股関節とは、足の付け根にある関節で、大腿骨と骨盤をつなぐ重要な部分になります。
股関節はどんなことをしているのか
1.体重を支える
立ったり歩いたりする際に、体重を支える重要な役割を担っています。
歩行時には体重の3倍、立ち上がりの際は体重の約6~7倍の力がかかると言われています。
2.運動を可能にする役割
股関節は、足を前後左右に動かしたり、回したりするなど様々な動きが出来ます。
3.衝撃吸収
関節軟骨と関節包内の潤滑液が、歩行や走行時の衝撃を吸収し、関節への負担を軽減します。
股関節は立つ、歩く、走るなどの基本的な動作を支えるだけでなく、日常生活の質を大きく左右する関節になります。
股関節の痛みや機能障害は、歩行困難や日常の制限につながります。
股関節には多くの筋肉が付着しています。
その筋肉が原因で痛みが起こることがあります。
股関節に付着する筋肉は上記の画像のようにこんなにたくさんあります。
これらの筋肉は股関節をまたぎ骨盤についています。
その中でも特に痛みに関係する筋肉を説明します。
腸腰筋
股関節の前側にある筋肉で硬くなると足の付け根に痛みが出ることがあります。特に急激な運動や長時間の座り姿勢で痛みが出やすくなります。
中殿筋
お尻の筋肉で、股関節を安定させる役割があります。筋力低下や柔軟性低下で股関節に負担がかかり痛みを起こしやすくなります。
大腿四頭筋
太ももの前の筋肉で、走る際にひざを伸ばす、股関節を上げる(曲げる)動作で使われます。
トレイルランニングなどであれば、山の上りでも使いますが下りでも踏ん張りでブレーキをかけることで痛みを起こしやすいです。
内転筋
太ももの内側の筋肉で、ランニング時に足を内側に引き寄せる動きに関与します。
大殿筋
お尻の一番大きな筋肉で、走る際に地面を蹴りだす際に重要な役割をしています。
柔軟性が低下すると股関節の動きを制限し、痛みにつながります。
股関節唇
股関節の受け皿の縁にある軟骨でランニングのような反動動作によって痛むことがあります。
滑液包
股関節を覆う袋状の組織で、炎症を起こすと痛みやこわばりの原因になります。
走る際に股関節に痛みが出やすい人と原因について
基本的にランナーさんではオーバーユース(使い過ぎ)による痛みが多いです。距離が長かったり、練習の頻度が多いと負担がかかり痛みが起きやすくなります。
ランニングフォームの乱れによっても影響が出ることがあります。
猫背になることで上半身が前に倒れると股関節に過度な負担がかかり痛みを起こすことがあります。
また左右でのバランスの崩れも負担がかかります。片足ばかりに体重が乗っている、あるいは足を外側に開いて走っているなど、左右のバランスが崩れると股関節に負担がかかりやすくなり痛みが起こります。
着地では踵から着地するヒールストライクは股関節への衝撃を大きくし、痛みの原因になりやすいです。
その他にも股関節を支える筋力不足や柔軟性の低下で起こることがあります。
股関節の疾患からの痛みが起こる場合もあります。
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減り骨同士がこすれ合うことで痛みが生じます。
加齢や過去の怪我が原因となります。
股関節唇損傷
股関節のソケット部分である軟骨(関節唇)が損傷し、痛みや可動域制限をきたします。
また生まれつきの発育性股関節形成不全などもあります。
生まれつき股関節の形状に問題がある病気で、脱臼しやすかったり動きが悪かったりします。
これらの疾患が原因での痛みもあります。
当院での治療
当院ではまず何が原因で痛みが出ているのかをしっかり見つけアプローチします。
当院では特殊な治療機器を使い手技で届かない深部までしっかりアプローチします。
また筋肉に直接アプローチするため鍼を使い刺激します。
当院はジムとランニングマシーンなども完備しているため、フォームの直しや必要なトレーニングも提供できます。
当院は多くのランナーさんが来られるため股関節や下半身の痛みを得意としています。
股関節や足の痛み違和感がありましたらお気軽にご相談、ご連絡ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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