こんにちは!
今日は、腕・肩で悩んでいるかについてのお話しします!
胸郭出口症候群の原因
胸郭出口症候群(キョウカク・デグチ・ショウコウグン)を理解するために、
まずは「胸郭出口」について理解しておく必要があるでしょう。
胸郭出口は、鎖骨(サコツ)と一番上の肋骨(ロッコツ)の間にある隙間(スキマ)のことです。
このすき間には、神経や動脈、静脈が通っています。
胸郭出口症候群とは、このすき間が何らかの原因で狭くなって、
そこを通っている神経や血管を圧迫するために、肩や腕にさまざまな症状が出る病気です。
胸郭出口症候群は、20〜30歳代の女性に多く、
また、教師や美容師、理容師など、腕を上げた状態で仕事をすることが
多い人によく見られる病気でもあります。
郭出口症候群の主な症状
胸郭出口症候群の症状としては、圧迫されているのが神経か、
動脈か、あるいは静脈かによって異なります。
多いのは、「腕から手にかけてのしびれ」で、
ほかに「肩や首のコリや痛み」や「腕のだるさ」などもあります。
また、手を上げると痛みが起こるという特徴があります。
血管が圧迫されている場合には、血流が悪くなって「脈拍が弱くなる」、
「手指が冷たい」や「指先に潰瘍(カイヨウ)ができる」という症状も見られます。
胸郭出口症候群の診断・治療方法
胸郭出口症候群を診断するには、問診をはじめ、感覚や握力の検査のほか、
両肘を90度曲げて、腕を90度外側に3分間上げる「ルース・テスト」が行われます。
手指にしびれが強いと、長く上げていることができません。
像検査では、
エックス線検査で頚肋(ケイロク:第1肋骨の上にできる肋骨に似た異常な骨)の
有無や骨の異常を確認します。
胸郭出口症候群の治療法としては、
痛みを抑えるために消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などを用います。
腕を酷使せずに、肩の周りの筋力をアップしたり弱体化を防止することも重要です。
ルーステストで、1分くらいしか腕を上げていられないほど症状が強く、
保存療法の効果がない場合には、手術療法を行うこともあります。
このような症状で悩んでいる方は
早めに治療されることをおススメします!
一度ご相談ください!