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ウェイクボードでの怪我
2019/08/06
その他の痛み

こんにちは!

今日はウェイクボードでよく見られるケガについて書いていきたいと思います。

まずウェイクボードを知らない方もおられるかと思いますので、解説から。

ウェイクボードとは、モーターボート等にロープで繋がれた持ち手を握った人が板状の滑走具に乗り、引っ張られながら水面を滑るウォータースポーツです。

ウェイクボードと似たものに水上スキーがありますが、進行方向に向かって足先を正面に向けるのが、水上スキーで、進む方向に向かって横に向けるのがウェイクボードです。

なんとなく、スキーとスノーボードの違いに似ているのではないでしょうか。

ウェイクボードの発祥はアメリカこのウェイクボードは、1984年にアメリ力で生まれました。「サーフボードを船で引っ張ってみよう」という発想から生まれたと言われています。

その後、マリンスポーツのひとつとしての地位を確立していき、1990年にはハワイで最初の世界大会が開かれるほどに普及しました。

日本国内では1989年からウェイクボードの歴史が始まりました。

弘田登志雄氏という人物がウェイクボードをアメリカから日本に持ち帰ったのが起源。

その後、各地に広まりました

ウェイクボードは、スポーツとしての歴史は比較的浅く、新ジャンルのスポーツと言えます。

ウェイクボードの魅力

老若男女問わず人気を博しているウェイクボード。

ウェイクボードが愛されている理由は以下の3つが挙げられます。

初心者でも簡単にできる一見難しそうに見える、ウェイクボード。

しかし、初めての方でも短い練習で簡単にボードの上に立つことができます。

また、技に失敗して転んだとしても、水の上なので大きなケガをする心配がなく比較的安全です。

とはいえ、必ずしも安全とは言い切れないので、インストラクターの指示に従って楽しむようにしましょう。

アクロバティックなトリック(技)ウェイクボードの最大の醍醐味と言える、トリック。

トリックとは、ウェイクボードを使った技のことです。

ウェイクボードでは、ボードを牽引する船が作り出す引き波を使って、トリックをきめたり、ジャンプをしたりすることができます。

難易度の低いものから高いものまであり、練習を重ねた分だけ技を身につけることができます。

このようなやりがいもウェイクボードの人気の原因の1つでしょう。

見ているだけでも楽しいウェイクボードは船に引っ張られ引き波を利用して自分自身が楽しむスポーツですが、実はそれを見ているのも楽しいスポーツ。

難度の高い大技は、観客を魅了し、ウェイクボードをよく知らないという方でもその迫力は見ていて圧倒されます。

ではそろそろ本題です。

ウエイクボードというスポーツの特性とはなんでしょうか。

特にスノーボードとの比較で考えてみると、思いつくところでは、

ボートに引っ張ってもらうスポーツである。  

いくら水の上とはいえ、何百馬力と言うボートに引っ張られるわけですから、体にかかる負担は相当なものと思われます。

だいたい3035kmくらいのスピードですが、着水に失敗したとき(エキスパートでないかぎり、この方が多いでしょ?)の水の抵抗はかなりのものです。

そこへボートによる牽引力が加わるので、思いもしない大きいけがにつながることがあります。

引っ張られることで、自分で予期できない力がかかることもあります。


スノーボードや水上スキーと違い、滑っているだけでは面白くないし競技として成立しない。

飛んだり、回ったりしなければいけない。
 スノーボードだと、必ずしもエアやパイプにはいらないといけないわけではなく、ただ滑っているだけでも楽しいです。

ですからけがをしたくない、または年を取った、等の場合は、エアやトリックはそこそこでという選択肢(テクニカル等)があります。

が、ウエイクは、滑っているだけでは競技にならないですよね。

飛んで、しかも着水が決まらないとおもしろくないと思います。

もちろんそのために練習するわけだし、決まったときの感激は大きいのですが、そのために払う代償(けが)が大きいのではないでしょうか。

一日に滑れる本数も限られますし、楽しいと感じるスイートスポットが狭いのかなと思います。

■怪我の種類
すべての場合において、水の上であるということを忘れてはいけないと思います。

けがそのものはたいしたことがなくても、ちょっと動けなくなっただけで溺れる(水死する)ということがありえます。

必ずライフジャケットをつけましょう。

頭、頚
 ヘルメットをかぶっていても、かなりの衝撃があります。  

一瞬でも意識を失うと、溺死という不幸な結果になることも。

上肢
 ローテーショントリック(ハンドルパス)のときの肩周りのけが(脱臼など)があります。  

ハンドルにひっかかって指のけがもありますね。


 けがでもありますし、障害もあります。

レイリー系に多いようですね。

骨盤、股関節、大腿骨  

水の抵抗とボートに引かれる力との作用反作用でしょうか、本当にちょっとの失敗で重症(骨折、脱臼)につながることがあります。

こういうことはスノーボードにはないことだと思います。

膝  

これはスノーボードと同じく、着水で捻じったりして、靭帯が多いようです。

足関節  

着水でボードが水にささる場合に捻じるパターンでしょうか。靭帯も骨折もあります。

■予防

総じて言うと、スノーボードと比べて、なんてことはない瞬間に思わぬ大怪我を負う可能性のあるスポーツだと思います。

月並みですが、ストレッチを入念に 特に、水の冷たい季節は注意です。

装具(コルセット、サポーター等)の活用。

ヘルメットはかぶりましょう! 

これは上級者を目指す人にはあてはまらないかもしれませんが、けが予防の観点から…  

だいたい失敗してけがをするのは着水ですよね。

未完成の技を練習するときは、失敗した、と思ったら瞬間的にハンドルを離したほうがいいと思います。

もちろん離せば成功するわけはないのですが、着水の衝撃にボートの牽引力が加わると大きいちからとなりますから。

やっぱり、基本をしっかり習ってからステップアップを!ですね(`・ω・´)

大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

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