こんにちは。
今回は打撲について書いていきたいと思います。
”打撲”と聞くと、そんなに大したことのない怪我で日付薬で治るといった認識が一般的だと思います。
確かに、ほとんどの打撲は時間の経過により治ります。
しかし、正確には適切な処置とリハビリをすればより早く治すことが出来ます。また、より受傷前に近い状態にしっかりともどすことができます。
打撲が起こると何より痛みが強いので無理に動かそうとして変な癖を付けてしまい、痛みが無くなった時にパフォーマンス力が下がってしまう方が多くいます。
適切な治療とその間の注意事項を意識することが大切です。
そこで注意していただきたいのが、打撲には2つの種類が存在しています。
ほとんどの場合は時間の経過で治るような打撲です。
そうでない少し重症度の強い打撲です。
その前に、
打撲とは
転んだり何かにぶつかったりする事により筋肉や靭帯などの軟部組織を損傷することをいいます。
日常生活では、尻餅をついたり、体のどこかをテーブルの角などに打ち付けたりして
打ちつけた場所が腫れたり痣ができたりします。
明らかに腫れていてあざが出来ているものは大丈夫です。
痛みは強く出ますが時間の経過で治ります。
むしろ、腫れがあまりなく青あざのような皮膚の変化もない場合の方が重症度が高くある場合があります。
筋肉は筋膜という膜につつまれていて前者の場合は筋膜まで損傷され血が広範囲に出てしまった状態です。
こちらの場合の方が大怪我をしてしまった感じは強いのですが、広範囲の分血液が吸収され、回復するのも早いのです。
逆に後者の方は、筋膜が損傷せず怪我を受けた筋肉の中で出血してしまっている状態です。
この場合限局した筋肉の痛みと・限局した筋肉の硬結が特徴的です。
血液が逃げる場がないので筋肉の痛みが長引くことが多いのと、血液がそこで固まってしまったような状態で筋肉の硬結が取れないことが多いです。
ただ、痛み自体がものすごく強いわけでないので、ほとんどのスポーツ選手が完治しないまま激しい運動を再開してしまいます。
この状況になると競技の完全復帰まで時間がかかります。
多くの選手が再発や、少しの痛みをカバーするために体のバランスを崩してしまい、痛めたところと違う所を痛めてしまいがちです。
競技復帰までは簡単に出来るのに自ら複雑にしている選手がたくさんいると思います。
もし、打撲などが起こった時は早めに医療機関をお使いください。
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院