こんばんは。
今日はランナーやサッカー選手、出産を経験した女性にも見られやすい恥骨結合炎について書いていきます。
恥骨結合炎(原因・症状・治療等)
恥骨結合炎(ちこつけつごうえん)とは、恥骨部分に炎症が発症したものです。
骨盤の一部である恥骨が、激しい衝撃や継続的な負荷によって障害がもたらされる症状です。
恥骨とスポーツはまったく関係がないように思えますが、
スポーツで身体を動かす際に骨盤をつかうため、
骨盤の一部である恥骨への継続的な負荷によって障害が引き起こされることもあります。
恥骨は左右2つあり、軟骨円盤で結合している状態です。
この部分には内転筋や腹直筋、上恥骨靭帯などの筋腱が多数付着しています。
運動によって軟骨円盤に負担がかかることでこの部分に炎症が発症し、痛みが生じるのです。
■ おもな原因は直接的な打撃による衝撃と継続的な負荷
おもな原因は直接的な打撃による衝撃と継続的な負荷。
具体的にはラクビーやサッカーなど接触・激突の多いスポーツで衝撃を受けた場合、
あるいはランニングやキックなどによって
恥骨の結合部に継続的に負荷がかかった場合に起こりやすくなっています。
症状は体を動かした時の痛みのほか、
慢性化することによってそけい部や大腿内側や腹部に疼痛が発症する場合もあります。
さらに筋力が低下したり、股関節の可動域が制限されてしまうといった問題も起こりえます。
治療
急性期例や発症後半年以内例では、保存療法が第1選択です。
疼痛が強い場合は、約2週間のスポーツ休止が必要です。
疼痛部位の局所安静(ランニング、キック禁止)、アイシング、
時に温熱療法(ホットパック)、消炎鎮痛剤投与、
ステロイドホルモンの局所注射(多用否)などが用いられますが、
長期的には運動療法が奏功します。
初期のリハビリテーションは股関節の外転可動域訓練、
筋力強化、内転筋のストレッチングから開始して水中歩行、
エアロバイクによる免荷訓練、その後ジョギング、2ヵ月でボールキック練習を行います。
疼痛が消失したからといって、いたずらな早期復帰はかえって再発を繰り返します。
慢性化すると長期間(2〜3ヵ月以上)スポーツ休止を余儀なくされるので注意を要します。
なのでなるべく股関節に違和感を感じたら早くケアをされることが重要になります。
当院では深くにアプローチする治療器を用いて根本的ケアしていきます。
また、筋肉の状態を見て動きの癖をみて動かし方のアドバイスをしていきます。
そのうえで全身のバランス、姿勢を調節して根本治療を目指します。
ご興味があれば一度ご連絡下さい。