針中野フィジカルケア鍼灸骨院  外観

ブログ

ブログ

膝(お皿まわり)の痛み ~原因と治療法について~
2025/08/22
膝の痛み
こんにちは!
今回はランナーさんやトライアスロンなど走る競技に多い膝の痛み(お皿まわり)について書いていこうと思います。

膝にはたくさんの筋肉が付きます。
その中でも主に膝を支えるのは主に前面の大腿四頭筋と後面のハムストリングスです。
四頭筋は大腿直筋、外側広筋、中間広筋、内側広筋の4つの筋肉から構成されています。主な役割は膝を伸ばす(伸展)動作です。
また日常の立ち上がりや歩行、階段を上がる、しゃがむといった日常の様々な動作をサポートします。歩行や階段昇降時に膝がぐらつかないようにサポーターの役割も行っています。
スポーツにおいてはキックやジャンプ、サイクリングやランニングなどで特に使います。
大腿四頭筋 に対する画像結果

ハムストリングスは大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉の総称のことを言います。
主に膝を曲げる(屈曲)動作と股関節を後ろに引く動作(伸展)を行っています。
ハムストリングスは歩行や走行、ジャンプを行うには必要不可欠の筋肉になります。
また体全体のバランスを保つにも重要な役割を行っています。膝関節の怪我の予防にも関わります。例えば、前十字靭帯の損傷を予防するのに役立っています。
はむすと に対する画像結果

その他の筋肉
縫工筋
股関節と膝関節の動きに関与する細長い筋肉
膝窩筋
膝関節を包む関節包に付着し膝を曲げる際に使われます。
腓腹筋
ふくらはぎの筋肉で膝や足首の曲げ伸ばしをサポートします。
大腿筋膜張筋
腸脛靭帯を介して膝関節をまたいで脛の骨に付着し膝関節の安定に関与します。

痛みの原因
膝のお皿まわりや膝下が痛む場合原因として膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)や大腿四頭筋腱炎、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、たな障害、滑液包炎、脂肪体の炎症、半月板損傷などが考えられます。また四頭筋の使い過ぎやその他の筋肉のオーバーユースによって痛みを起こしていることが多いです。
痛む場所がお皿の上、下、周りや痛みが出始めた時の状況(運動後、急に、運動中)のよって原因は異なります。

膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)の場合膝のお皿の下の膝蓋腱という腱が炎症を起こし膝下に痛みを起こします。ジャンプや着地のを繰り返すスポーツ競技者に多く、膝下の出っ張りの部分に痛みを起こします。
膝蓋靭帯炎 に対する画像結果
大腿四頭筋からつながっている腱で大腿四頭筋の使い過ぎや硬いことが原因となることがあります。
上記の画像の膝蓋腱の付着部に痛みを起こします。

大腿四頭筋炎は画像のように膝のお皿の上側に痛みを起こします。大腿四頭筋の使いすぎなどで炎症を起こした状態です。


腸脛靭帯は足の外側にある筋肉、靭帯で別名ランナー膝とも呼ばれます。
走りはじめではなく、ランニングの距離の増加とともに出現する痛みです。
また陸上中長距離に選手に多く、道路やトラックの関係で傾いた路肩やカーブの外側の足に発症することが多いです。
腸脛靭帯と大腿骨外側上顆との間で膝の屈伸に際して擦れ合い摩擦を起こして痛みを出します。

タナ障害とは膝の内側にある滑膜ひだという部分が厚くなり、膝の動きに伴って摩擦を起こすことで炎症や痛みを生じる疾患になります。
特に15~20歳のスポーツをしている女性に多いです。初期症状としては膝を曲げ伸ばしした際に「ぱきっ」や「こりっ」といった音がなったり膝の不安定感や動かしずらさを感じます。また膝の内側にひっかかり感がでたり膝の前面に痛みを起こしやすくなります。

膝下の脂肪体の痛みでは膝蓋骨の下にある脂肪組織に炎症がおき、硬くなることで、膝の屈伸時に組織が挟まることで痛みを生じます。
ランナーの方やトライアスロンの選手に多くランニングやジャンプなどの繰り返しの負担によって痛みを起こしやすくなります。
脂肪体はクッションのような役割を持ち膝の曲げ伸ばしに合わせて滑らかに動くことで膝の動きをサポートしてます。
脂肪体は過度な負荷や外傷により炎症を起こしやすく、硬くなる(線維化)と、膝の動きに合わせて柔軟に形を変えることができなくなります。

膝の痛みの改善方法
使い過ぎの場合ストレッチが有効的になります。
また炎症が起きている時はしっかりアイシングをしましょう。

ストレッチでは特にまえももをしっかり伸ばすようにしましょう。
四頭筋ストレッチ に対する画像結果
四頭筋ストレッチ に対する画像結果
膝を曲げ前側が伸びていることをしっかり確認しましょう。

ハムストリングスのストレッチ
ハムストリング ストレッチ に対する画像結果
膝裏のストレッチ
膝裏の ストレッチ に対する画像結果
膝の曲げ伸ばしの運動や膝のお皿を上下左右に動かすストレッチも効果的になります。

当院での治療

当院ではなぜ痛みが出ているのかを見つけその部位にアプローチしていきます。

筋肉の場合原因の筋肉に施術していきます。
また鍼灸を使い筋肉自体に直接アプローチし痛みや硬さを取っていきます。

炎症が強い場合や触れない筋肉などには特殊な治療機器を使い深部までアプローチしていきます。

当院はジム併設なため必要なトレーニングやストレッチ、セルフケアも指導できます。
テーピングなども使い動きの補助もしていきます。

膝の痛みや足で気になることがありましたらお気軽にご連絡ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。

電話お問い合わせ・ホームページ

メールお問い合わせ