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サッカーに多い股関節の痛み ~原因と治療について~
2025/08/25
股関節の痛み
こんにちは!
今回はサッカーに多い股関節の痛みについて書いていこうと思います。

サッカーに股関節の痛みが出やすい原因とは?

サッカーではキックやランニングのなどの動作で痛みが出やすくなります。
キックやランニングなどで股関節や鼠径部に過度な負担がかかること、また体のバランスの悪さや柔軟性不足によって負荷が集中してしまうことが原因になります。
サッカー蹴る動作 に対する画像結果
サッカーにおいて負担がかかりやすい具体的な動作とは?

ボールを蹴るとき際のキック動作考えられます。股関節の曲げ伸ばしや、内転、内旋、などの複雑な動きによって負担をかけ痛みを起こしやすくなります。
またランニングや方向転換が多く負担をかけやすくなります。
急なストップや切り返し、ダッシュの繰り返しによって股関節周辺の筋肉に炎症を起こし痛みを誘発させます。
使い過ぎなどのオーバーユースによって炎症を起こしやすくなります。

また上半身と下半身の連動が悪いと股関節への負担が増加します。全身の連動性の低下からも股関節に負担をかけやすくなります。

その他で股関節痛を引き起こす要因として
股関節周辺の筋力不足や柔軟性不足によって負担をかけやすくなります。
また足首の捻挫が多かったり、骨盤のゆがみがあるなど体のバランスが悪いことによって下半身への負担が悪くなり、痛みを引き起こしやすくなります。

股関節痛に関係する筋肉

股関節は多くの筋肉によって支えられており
主に骨盤を支え歩行動作に関わる大殿筋、中殿筋、小殿筋、腸腰筋
太ももの骨(大腿骨)の内に位置し、足を内に閉じる動きを支える内転筋群(恥骨筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋)
太ももの後ろの筋肉で股関節と膝関節の両方に作用し股関節を後ろに伸ばしたり膝を曲げる動きのハムストリングス(半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋)股関節の外旋や外転に関わる深層外旋六筋や腸脛靭帯、梨状筋などが股関節の動きをサポートしています。

これらの筋肉が強調し動くことで立ち上がりや歩く、走る、しゃがむといった日々の複雑な動きを可能にしています。

サッカーでの股関節の付け根の痛みとしてグロインペン症候群(鼠径部痛症候群)が考えられます
グロインペン症候群はサッカー選手に多く、ダッシュやキック動作によって鼠径部周辺の筋肉や腱にストレスがかかり炎症を起こすものになります。
悪化すると慢性化し、股関節の可動域が低下していきます。
原因は股関節の原因として説明したことと同じになります。
またぶつかるなどの直接的な外力によって打撲することでも発症することがあります。

グロインペン症候群の症状
1.足の付け根(鼠径部)や股関節周辺の痛み
2.キック動作や足を上げたり、外に開いたりする動作で痛み
3.運動中や運動後に痛みが出やすいですが、休息で症状が治まりやすく慢性化しやすい
4.股関節の可動域が低下したり、筋力が低下します。

対処法と予防

安静
痛みがある場合は競技を休止し安静にすることが重要になります。

リハビリテーション
炎症が落ち着いたら、股関節周囲のストレッチ、体幹トレーニング、股関節周りの筋力強化などのリハビリを行いましょう。

注意
痛みが引いたからと言ってすぐに復帰しないようにしましょう。すぐに再発の可能性があるのでしっかりリハビリを行ってから復帰しましょう
また運動前にしっかりウオーミングアップを行い、筋肉の温度を上げ、柔軟性を確保することが重要が大切になります。

股関節の痛みが起こる他の疾患
股関節の痛みは、様々な病気が原因で起こることがあります。
代表的なものとして
・変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減り、痛みや機能障害を引き起こします。
加齢や、生まれつき股関節が浅い臼蓋形成不全などが原因として起こります。

・大腿骨頭壊死
大腿骨の骨頭部分への血流が悪くなり、骨が壊死する病気です。
外傷やステロイドの長期使用などが原因で起こります。

・関節リウマチ
自己免疫疾患の一つで関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、こわばりを引き起こします。
股関節だけでなく他の関節にも影響を出す疾患になります。

・股関節唇損傷
股関節の関節唇という組織が損傷し、痛みや引っ掛かり感、不安定感などを引き起こします。

・ペルテス病
股関節の大腿骨頭が虚血性壊死を引き起こす病気。
主に5歳から10歳の子供に多くみられる病気です。

・大腿骨近位部骨折
大腿骨の股関節に近い部分の骨折で、転倒などが原因で起こりやすい骨折です。

・単純性股関節炎
幼児から学童期にみられる股関節の炎症で原因がはっきりしない場合がある疾患です。
通常安静にしていれば自然に治癒します。

これらの疾患も股関節に痛みを起こすので注意が必要になります。

痛みがなくなってきたらストレッチやトレーニングをしていきましょう。
効果的なストレッチとして
股関節ストレッチ に対する画像結果
股関節ストレッチ に対する画像結果
股関節ストレッチ に対する画像結果
上記の画像のようなストレッチや、仰向けの姿勢から片膝を抱え込み反対の足を内側や外側に倒して捻る方法や、椅子に座り、片足を乗せ上半身を前に倒すことでお尻を伸ばすストレッチがあります。

画像の二枚目の四つ這いのストレッチでは、膝を外側に開き体を前後に動かしましょう。

また痛みがなくなってから再発しないためにトレーニングも大切になります。
日常動作で痛みがなくなってから行いましょう。
最初は体幹トレーニングを行いましょう。
フロントブリッジ に対する画像結果
体幹を意識したトレーニングを行い体の安定性を高めることが重要になります。
腹筋を意識し四肢を動かすことで股関節の負担を軽減していきます。

段階的なトレーニングとして水中トレーニングやエアロバイクは、股関節の負担が少ないため痛みが消失した後におすすめです。
水中では水中での歩行から徐々にジョギングやボールキックへと負荷を上げていきましょう。

当院での施術

当院ではまず痛みの原因を見つけしっかりアプローチしていきます。

施術で痛みが取れない場合当院の特殊な治療器を使い深部までアプローチし炎症や痛みを取っていきます。

また鍼灸を使い股関節の痛みになる原因の筋肉に直接アプローチし痛みや張りを取っていきます。

当院はジム併設の為リハビリやトレーニングを指導でき復帰までサポートします。

使い過ぎで痛みが起こることが多いため股関節の違和感を感じましたら早いうちにご相談、ご来院ください。

大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
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スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。

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