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腓腹筋(ふくらはぎ)の肉離れ ~当院の治療と対処法について~
2025/08/28
ふくらはぎの痛み
こんにちは!
今回は腓腹筋(ふくらはぎ)の肉離れについて書いていこうと思います!

腓腹筋は、ふくらはぎの筋肉の大部分を占める、下腿後面にある筋肉になります。
腓腹筋 に対する画像結果
内側と外側の2つの筋肉から構成され、腓腹筋より深部にあるヒラメ筋と合流しアキレス腱となり、踵に止まる筋肉となります。
足関節の底屈(つま先を下に向ける動き)と膝関節の屈曲(膝を曲げる動き)を行う筋肉になります。
特につま先を下に向ける動きに重要な役割を果たしており、歩行時の推進力や、地面を強く蹴る動作に不可欠です。
またジャンプ、ダッシュなどの瞬発的な動きにも使われます。

腓腹筋は足首の安定にも関係しており腓腹筋が衰えると歩行や立ち上がる際に足首が不安定になり、バランスを崩しやすくなります。

腓腹筋にはヒラメ筋も大きく関係します。
腓腹筋はヒラメ筋を覆いかぶさるように存在してます。
歩行時、腓腹筋は足関節の底屈による推進力を生みだす時、ヒラメ筋は足関節の安定性を保ちます。

肉離れとはどんな状態?

肉離れとはスポーツ動作中に競技者が受けた経験に基づいてつけられた呼び名であり、急に筋肉が切れたように感じ、脱力や痛みを伴う状態のことです。
肉離れは打撲のような直接的な外力による筋挫傷とは異なり、自らの筋力によって、抵抗しているところから筋肉が過伸展することによって発症するものです。筋肉の線維が断裂するケガで、受傷時に「ブチッ」という音とともに激痛が走り、患部に痛みや腫れ、内出血が生じます。

全身の中で最も起こりやすい肉離れはハムストリングスで次に多いのがふくらはぎ、もも前の大腿四頭筋の順に発症が多いです。
肉離れには競技特性が大きく関与していきます。

肉離れの原因

原因として筋肉への急激な負荷に耐えきれず、筋線維が断裂することです。
主な原因

筋肉の急激な負荷
急なダッシュやストップ、ジャンプ、着地、急な方向転換など、筋肉が急激に収縮したり、強く引き伸ばされることで筋肉の耐久限度を超えることで筋線維が断裂します。

筋肉の柔軟性
筋肉が硬くなっていると、急な動きに耐え切れず断裂しやすくなります。

リスクを高める要因
筋肉の疲労
筋肉に疲労が蓄積すると柔軟性が低下し、肉離れを起こしやすくなります。

ウォーミングアップ不足
筋肉があったまっていない状態で運動を始めると、筋肉が硬く負荷に弱いためリスクが高くなります。

水分不足
体内や筋肉の水分が不足すると、筋肉の柔軟性が失われ硬くなります。
アルコールの摂取も水分不足を招くことがあります。

身体の冷え
冬場や夏の時期のクーラーで体が冷えることにより、血流が悪くなり、筋肉が硬くなるため肉離れのリスクが上がります。

肉離れはスポーツ中に起こることが多いですが、筋肉が疲れていたり準備運動不足などで日常の何気ない動作でも起こることがあります。

腓腹筋の肉離れでは特に陸上競技、サッカー、バドミントン、バスケ、バレーに多く発症します。急なストップやダッシュが多い競技に多く発症します。
特に膝関節が伸びた状態で足関節を背屈(つま先を上にあげる動作)する際に腓腹筋の内側に大きな負担がかかり受傷しやすくなります。
ストップ動作では急に止まろうとする動作で急激に腓腹筋が引き伸ばされることで受傷しやすくなります。

肉離れは重症度をⅠ~Ⅲ度に分けることができます。

Ⅰ度 軽症
一般的な軽度な痛みで筋肉、腱の最小限の損傷。
軽い炎症反応として腫脹、浮腫、最小限の筋機能低下や可動域制限です。

Ⅱ度 中等度
筋力や可動域が制限される筋肉から腱の移行部での損傷です。

Ⅲ度 重症
非常に大きな負荷による筋肉から腱の移行部の断裂になります。
肉離れはどうやって治すの? - 古東整形外科・リウマチ科

肉離れを起こした時の対処法

肉離れを起こした時には必ずRICE(ライス)処置をしましょう。
ライス処置とは怪我をした際に内出血や腫れ、痛みを最小限に抑え回復を早めるための基本的な応急処置になります。
RICE処置の手順

REST(安静)
患部を動かさないように安静にし、必要であれば副子などで固定します。

ICING(冷却)
氷や保冷剤などで患部を冷やし、痛みや腫れを和らげます。1回15~20分程度を目安とし、感覚がなくなるまで行い、痛みがぶり返したら再度冷やします。

COMPRESSION(圧迫)
スポンジやテーピング、弾性包帯などで患部を圧迫し内出血や腫れの進行を抑えます。

ELEVATION(挙上)
患部を心臓よりも高い位置にあげることで内出血や腫れを軽減します。

すべての頭文字をとってRICEといいます。
ライス処置 に対する画像結果
RICE処置は肉離れ、打撲、捻挫などの急性外傷に有効とされています。


当院では、固くなってしまった筋肉に柔軟性を取り戻すように治療します。

特殊な治療器を使って筋肉を刺激し、肉離れが発生した場所に

ピンポイントで治療を行います。そうすることで炎症を抑え、

治療期間も縮め早く治していきます。

軽い肉離れであれば、2~3回程の治療で痛みはなくなり回復します。


また、治った後も、筋肉が固くなってしまって肉離れが起こった場合は

再び肉離れにならないようにご指導もさせて頂きます。

肉離れにお悩みの方は、1度ご相談ください。


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