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指が動かしずらい、指が引っ掛かる原因 ~ばね指に対する治療~
- 2025/09/09
- 手の痛み
こんにちは!
今回は指が動かしずらかったり、指が引っ掛かるような症状のばね指について書いていこうと思います。
ばね指とは何か?
ばね指とは指の使い過ぎなどが原因で指の腱鞘(けんしょう)に炎症が起き、腫れて引っ掛かり、腱が指の付け根にあるトンネル(腱鞘)を通過する際に引っ掛かり、指を曲げた状態から伸ばそうとすると「カクン」と急に伸びる現象が起こる病気になります。
腱鞘とは屈筋腱が指の中でスムーズに動けるよう、トンネルのような構造である腱鞘が腱を包んでいます。
特に指の付け根には靭帯性腱鞘という硬いトンネルがあり、その中に滑膜性腱鞘(かつまくせいけんしょう)というクッションの役割をする薄い袋があります。
無理に伸ばした際にばねのように急に跳ね返るばね現象がみられることからばね指と呼ばれています。
正式には狭窄性腱鞘炎や弾発指(だんぱつし)とも呼ばれます。
ばね指は主に親指、中指、薬指に多くみられ中年以降の女性や手を酷使するデスクワークの方、料理人、主婦の方に多く発症します。
ばね指の症状
・指の付け根の痛みや腫れ
・指を曲げ伸ばしする際の引っ掛かり
・指がまがったまま固まってしまい、曲がらないまたは伸ばせない状態になることがあります。
・症状は朝方に強く、日中に指を使っていくことで和らぐことがあります。
これらの症状が起こることがあります。
ばね指で考えられる原因
指の使いすぎ
パソコン操作や楽器演奏、家事など指を繰り返し使うことで腱鞘に負担がかかり発症しやすくなります。
女性ホルモンの減少
ホルモンバランスの変化により妊娠前後や、更年期の女性は腱鞘の修復能力が低下し発症しやすくなります。
病気
糖尿病や関節リウマチなど、結合組織に病変を起こしやすい病気があると、ばね指を発症しやすくなります。
年齢
加齢によって腱鞘の組織が硬くなることもばね指になりやすい要因になります。
ばね指に関連する疾患とは?
糖尿病
高血糖が続くと手の病気を起こしやすくなります。
糖尿病はばね指や手根管症候群になりやすくなります。
関節リウマチ
自己免疫疾患。
手首の炎症が強い場合、腱の通り道である腱鞘に炎症が及ぶとばね指を併発することがあります。
人工透析
透析患者にもばね指が多くみられます。
ホルモンバランスの乱れ
女性の更年期や妊娠、出産期にはホルモンバランスが変化するため、ばね指を発症しやすくなります。
ばね指の原因となる筋肉とは?
ばね指に関係する筋肉は主に前腕の屈筋群(手首を曲げる筋肉)です。指を動かす筋肉は前腕にあります。
この筋肉の収縮によって指を曲げる屈筋腱が指の付け根付近の靭帯性腱鞘で炎症を起こし、腫れることで、腱の通り道が狭くなり、ばね現象(指の引っ掛かり)を引き起こします。
これらの筋肉から伸びてきた細い腱(屈筋腱)が指の骨に付着しており指を曲げる役割をしています。
ばね指の対処法
ばね指は安静とアイシングで炎症を抑えることが大切になります。
炎症が落ち着いてからストレッチで筋肉や腱の柔軟性を高めることが大切になります。
セルフケアとして、炎症や痛みがある場合には、手や指を使いすぎないように安静にし、テーピングや装具で固定し負担を減らしましょう。
アイシングは保冷剤などで患部をしっかり冷やし炎症を抑えましょう。
また手や指のこわばり、慢性的な痛みの場合には温めることで血行が改善し、痛みが和らぐことがあります。
炎症が落ち着いたらストレッチを行いましょう。
ストレッチでは、屈筋腱や腱鞘の柔軟性を高めることが効果的です。
このように前腕の手の平側をしっかり伸ばすことを意識して行いましょう。
当院での治療
当院ではばね指の原因に対してアプローチし、動きをスムーズにします。
炎症や痛みがある場合当院の特殊な治療器を使って炎症や痛みをしっかりと取っていきます。
また前腕の筋肉に原因がある場合鍼を使って筋肉自体にアプローチし硬さを取り動きをスムーズにします。
必要であればテーピングを巻き動きにアプローチしていきます。
手首の痛みやばね指など気になる方はお気軽にご相談、ご連絡ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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