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テニスに多い手首の痛み ~当院での治療について~
- 2025/10/14
- 手の痛み
こんにちは!
今回はテニスに多い手首の痛みや
捻挫ついて書いていきたいと思います!
テニスは手首を過剰に使うスポーツなので
手首を痛めることが多いです。
一度は手首を痛めたことがある方も
多いんではないでしょうか?
捻挫とは?
捻挫とは関節が生理的範囲を超える
動きを強いられた時に
その動きに耐えられず関節を
構成している靭帯、関節包や滑膜などが
損傷する病態のことです。
特に日常スポーツでみられる
捻挫のうち、手首は足や手の指に
比べるとそれほど多くはありません。
しかし体操やテニスなどのラケット競技などでは
手首の捻挫や繰り返されるストレスによって
慢性的な手首の痛みを起こすことがあります。
なぜテニスでは手首の捻挫がおこりやすいのか?
サーブやストロークの際に
手首を捻る動作や
ラケットの面とボールが当たる瞬間に
手首が不自然な角度になることから
捻挫が起こりやすくなります。
特にサーブとバックハンド時に
起こることが多いです。
その他にも
急激なストップ動作や切り返し時に
バランスを崩し手から地面についてしまった時や
ラケットを強く握りすぎていることから
負担が増え捻挫をしやすくなります。
テニスで手首が痛くなる原因は
場所によって変わります。
例えば小指側の手首が痛い場合
TFCC損傷やECU腱鞘、尺側手根屈筋腱
親指側が痛い場合には
ド・ケルバン病や撓側手根屈筋腱
などといった使い過ぎや捻挫から起こる
スポーツ障害が考えられます。
その中でも今回は手首の真ん中の痛み
手根不安定症(しゅこんこつふあんていしょう)について
説明します。
手根不安定症とは?
手根不安定症は捻挫後に起こる疾患であり
軽度の捻挫では手首の不安定感を感じることは
あまりないですが、重度の捻挫だと
靭帯の完全断裂を起こすことから
手根骨(手のひらの骨)の不安定性をおこすことがあります。
手首を構成している手根骨をつなぐ靭帯が
捻挫や怪我により断裂を起こすことで
手根骨の配列が崩れ不安定感を起こします。

このように並んでいる骨が
靭帯の損傷によって崩れることで
起こる疾患です。
手根骨不安定症は捻挫後の
頑固な慢性的な痛み、握力低下
可動域制限などの症状はないが
まれに運動時の脱力や不安感を訴えます。
手根不安定症の判断方法
まずは手根骨の位置がずれているか
いないかが判断するにおいて大切になります。
検査として
・scaphoid shift test
舟状骨と月状骨の間を確認するテスト
・dorsal capitate-displacement test
有頭骨と月状骨の間の不安感をみるテスト
・lunotriquetral ballottement test
月状骨と三角骨の間の不安感を見るテスト
これらのテストから捻挫からの不安感を
確かめていきます。
捻挫や不安定症の対処法
まずは捻挫での炎症を抑えるために
RICE処置を行います。
ライス処置とは怪我をした際に内出血や腫れ
痛みを最小限に抑え回復を早めるための基本的な応急処置になります。
RICE処置の手順
REST(安静)
患部を動かさないように安静にし、必要であれば副子などで固定します。
ICING(冷却)
氷や保冷剤などで患部を冷やし、痛みや腫れを和らげます。1回15~20分程度を目安とし、感覚がなくなるまで行い、痛みがぶり返したら再度冷やします。
COMPRESSION(圧迫)
スポンジやテーピング、弾性包帯などで患部を圧迫し内出血や腫れの進行を抑えます。
ELEVATION(挙上)
患部を心臓よりも高い位置にあげることで内出血や腫れを軽減します。
すべての頭文字をとってRICEといいます。
RICE処置は肉離れ、打撲、捻挫などの急性外傷に有効とされています。
手首の場合はなるべく位置を
高めに保つため上にあげるといいです。
また痛みがおちついてきたら
手首や指のストレッチを痛くない範囲で
行いましょう。
まずは関節を動かす練習から行い
上・下・左右といろんな方向に
指や手首を動かしていきましょう。
また前腕のストレッチが効果的になります。
手首を反らしたり下に向けたりと
ストレッチを行っていきましょう。
回復に近づいてきたら
トレーニングを行っていきます。
手首を安定させるトレーニングなどが
有効になります。
・リフトカール
・ボールを握る運動
親指以外の4本でボールを握ります。
指を曲げる際に手首が反ったり
曲がらないように注意していきます。
当院での治療
当院では手首の痛みに対して
なぜ痛みが出ているのかを見つけ
アプローチしていきます。
特殊な治療器を使い
捻挫には炎症や痛みに対してアプローチします。
またテーピングなどを使い
競技時の不安感をサポートします。
当院はジムを併設しているため
競技復帰に対するリハビリも行えるため
完治した状態での競技復帰をサポートできます!
手首の痛み、テニスでの怪我でお悩みの方は一度ご相談ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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