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テニスで多い膝の痛み ~原因と当院の治療について~
- 2025/10/16
- 膝の痛み
こんにちは!
今回はテニスに多い膝の痛みについて
書いていきたいと思います!
テニスではサーブやボレー
などでのジャンプ動作や
急な方向転換が多く膝をよく使います。
そのため使い過ぎ(オーバーユース)で
痛みが起こることがあります。
テニスでは利き足に体重を乗せることが
多いため右利きの場合
右足のひざが痛くなることが多いです。
また足の母趾球ばかり使っているなど
足の使い方が悪かったり
足裏のバランスが悪いことから
膝への負担が増加し痛みを起こしやすくなります。
一度は膝に違和感や痛みを起こしたことが
ある人も多いのではないでしょうか?
テニスで膝が痛くなるのは使い過ぎ以外にも
足のアライメントの異常が考えられます。
特に膝が内に入ってしまう
ニーインが原因になります。
ストローク時やボレー、シュマッシュ、着地時に
膝が内にはいってしまう方は
膝に痛みが出やすくなります。
膝がまっすぐ曲げ伸ばしできないと
回旋によるストレスが膝に加わり
痛みを引き起こしやすくなります。
なぜニーインになるのか?
原因として考えられるのは
股関節を外側に開く(外転・外旋)を行う筋肉
中殿筋が弱いことが考えられます。
中殿筋が弱いと内側にある筋肉が引っ張り
股関節が内側に捻じれて
連動して膝も内に入りやすくなります。
その他にも股関節が硬い方
足首が硬い方も膝が動きをカバーすることによって
内に入りやすくなります。
また体幹が弱く体が捻ることが難しい方は
膝が代償することで内側に入りやすくなります。
ニーインによって何が起りやすい?
・内側側副靭帯損傷
・内側半月板損傷
・鵞足炎
・早期変形性膝関節症
などの怪我を起こしやすくなります。
今回はその中でもテニスで起こりやすい
鵞足炎(がそくえん)について説明します。
鵞足炎とは?
鵞足炎は
・縫工筋(ほうこうきん)
・薄筋(はっきん)
・半腱様筋(はんけんようきん)
の3つの筋肉が膝下にある
脛骨内側部へ付着部し、そこで起こる
炎症のことを言います。
鵞足炎は膝の内側を通り
脛骨の内側に付着することから
ニーインなどの内側に入っている方に
起こりやすくなります。
鵞足炎のなりやすいアライメントとして
・ニーイン
鵞足の筋肉に過剰なねじれや
摩擦を起こしやすくなります。
・X脚
ニーインと似ていて
膝が内に入っている状態になります。
特に中年の女性や肥満の方に多くみられます。
・扁平足
足の裏の内側がない状態のため
足が内側重心になり
膝も内に入りやすくなります。
鵞足炎はランニングやダッシュ動作が
多いスポーツに多く発症しやすくなります。
特に陸上、サッカーなどの競技者にも
見られる疾患です。
鵞足炎はスポーツ活動中に痛みを起こしやすいですが
安静にしている時の痛みがないのが特徴です。
押した時の痛み(圧痛)や軽い腫れなどを起こします。
確認方法として
通常自分で膝を曲げ伸ばししても
痛みが起こらないですが
パートナーの方に抵抗を加えてもらいながら
膝を曲げると痛みが起こることが多いです。
対処法
痛みがあるうちはアイシングなどを行い
患部の炎症を落ち着かせましょう。
運動強度の調節や
プレーのフォームの改善が大切になります。
セルフケアとしては
縫工筋、薄筋、半腱様筋などの
ストレッチを行いましょう。
特にももうらの筋肉(ハムストリングス)
の硬さがある人が多いため
ストレッチをして緊張を取りましょう。

特にスポーツ前と後でのストレッチ
スポーツ後のアイシングを必ず行いましょう。
当院での治療
当院ではなぜ痛みが出ているのか
フォームなのか
単なる使い過ぎなのか
足のアライメントなのか
をみつけアプローチします。
特殊な治療器を使い深層の筋肉や炎症などにも
アプローチします。
アライメントの場合
インソールなどでスポーツ中の動きをサポートします。
また当院はジム併設なため
ニーインにならないためのトレーニング
テニスで必要なトレーニング
ケガのリハビリなども
サポートできます!
膝の痛み、違和感などでお困りの方は
一度、ご相談ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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