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キックボクシングに多い足裏の痛み ~足底腱膜炎に対する当院の治療について~
- 2025/11/01
- 足の痛み
こんにちは!
今回はキックボクシングに多い足裏の痛み
足底腱膜炎について書いていこうと
思います!
足底腱膜炎とは?
足底腱膜炎はかかとに痛みを伴う疾患の中で
最も頻度の高いスポーツ障害になります。
足底腱膜炎は大きく足底中央の痛みと
かかとの痛みの2つに分けられます。
2つの中でも踵の痛みが多くみられます。
足の裏には足底筋腱膜という
かかとからつま先に向かって走る
強靭な腱様組織が存在します。
この足底腱膜が繰り返される衝撃や
足のアーチの乱れによって
微小な損傷を起こし炎症や痛みを引き起こします。
これを足底腱膜炎と言います。
考えられる原因
発症の原因として
足底腱膜が歩行やランニングにより常に
伸び縮みを強いられており
過度な伸張刺激により微小な損傷が起こることと
足底腱膜のかかとの付着部は直接的な
荷重にさらされるため
その荷重によって付着部が踏みつぶされることによって
損傷が起こるとされています。
また足底腱膜へのストレスが増大する要因として
ふくらはぎの筋肉の柔軟性の低下も
1つとして考えられています。
その他にもアライメント異常
特に扁平足や高すぎるアーチ
ハイアーチなども原因の1つと考えられます。
足以外の考えられる影響としては
古いランニングシューズの着用によって
衝撃吸収の低下や急なランニング量の増加や
硬い路面を走るなど足底腱膜への
ストレスが原因と考えられます。
原因の1つでもある扁平足について説明していきます。
扁平足とは
人間の足の裏にはアーチというものが存在します。
縦アーチと横アーチがあり縦アーチはそこから
内側縦アーチと外側縦アーチに分けられます。
扁平足はこの内側縦アーチが低下した状態を言います。
これに伴う足の痛みを扁平足障害と言います。
スポーツ能力の低下の原因となるので注意が必要です。
扁平足は足裏の痛みに限らず
足底の痛みや子供に多い外脛骨障害や
外反母趾などが起こりやすくなります。
足部以外ではシンスプリントや
膝の痛み、下腿、ももの筋肉痛、腰痛を
起こしやすくなります。
扁平足になる原因として
膝下の外側にある腓骨筋が過剰に緊張することによって
起こる腓骨筋痙直型扁平足や
足首の捻挫後に距骨下関節の刺激によるものや
足根骨癒合症などが原因になります。
また足の縦アーチは骨とこれを連結する靭帯
それを維持する屈筋群、長腓骨筋、後脛骨筋で
主に構成されます。
その中でも最も大きな要因は
後脛骨筋の機能不全です。

スポーツに関連した扁平足は学童期の後半から成人までの間で生じます。
原因
・急速に増加する体重負荷によるアーチの低下とそれに伴う靭帯の弛緩
・後脛骨筋腱の炎症による機能不全
などがあります。
扁平足か確認する方法
・土踏まずの有無
・踵が下腿に対して外反しているかどうか
・後脛骨筋腱の機能不全があるとつま先立ちが出来ない
踵が内反しない
扁平足によってでる症状
・足の痛み、疲労
・歩行の不安定さ
・姿勢の悪化
・膝や股関節の痛み
・腰痛
・足底腱膜炎
・外反母趾
・X脚
・足首の拘縮
これらの症状が考えられます。
どんな人に多いのか
アスリートの場合は長距離選手に多く
見られますが
跳躍選手にも多くみられます。
またサッカーやラグビーなどの硬いスパイクを
履くような競技にも見られやすいです。
足底腱膜炎はスポーツをされていない方にも
起こる疾患になります。
長時間の立ち仕事や肥満の方など
年齢や職業によって発症率は変わってきます。
加齢による要因として
足底腱膜の柔軟性の低下や肥満による
体重の増加、さらに踵の下にある脂肪組織の
変性などがありこれらが原因として発症しやすくなるとされています。
足底腱膜炎の症状
・朝起きた時の1歩目に痛み
・長時間座った後の立ち上がりの痛み
・ランニング後や立ち仕事後の足裏の痛み
などが考えられます。
足底腱膜炎は動いているうちは
痛みを感じなくなり運動が終わってから
痛みを再び訴えることが多いです。
なぜキックボクシングに起こるのか?
上記の説明だとランナーや
走る競技、陸上競技に多いイメージですが
キックボクシングにも
よく起こるスポーツ障害になります。
一度は足の裏に痛みや違和感を感じたことが
ある人は多いのではないでしょうか?
キックボクシングに足底腱膜炎が
起こりやすい理由は
裸足で行う競技なため靴による
衝撃吸収やアーチサポートがないため
靴を履いている競技に比べ
足裏への直接的な負担と
衝撃が大きいことが原因となります。
特に格闘技はステップやステップでの着地
方向転換、キックといった動作が多く
これらの動作は足の裏に体重による圧迫と
牽引力を繰り返し加えます。
この繰り返しの過度な負荷によって
足底腱膜に負担をかけ起こしやすくなります。
対処法
一般的には保存療法を行います。
炎症が強い際は安静やアイシングを行いましょう。
セルフケアとしてストレッチが効果的になります。
特にふくらはぎのストレッチや
足裏のストレッチを行います。
足裏にはテニスボールを転がしたり
指を使うようにしっかり動かすことが大切になります。
予防ではかかとに衝撃が加わるのを抑えるために
普段の練習や生活において
クッション性の高い靴を選ぶようにしましょう。
底が薄い靴だと衝撃が加わりやすく
痛みを起こしやすくなります。
またボクシングやレスリングといった
シューズを着用する競技では
インソールの使用も大切になっていきます。
クッション性のあるインソールや
ヒールカップ(かかとを安定させる装具)を使うと
かかとへの負担が軽減され痛みを軽減することがあります。
当院での治療
当院では痛みの原因にアプローチし
痛みや動きを改善します。
炎症や痛みに特殊な治療器を使い
痛みや炎症を取っていきます。
筋肉が原因の場合鍼を使い悪さをしている筋肉に
直接アプローチします。
当院ではオーダーインソールを取り扱っているため
運動中や普段での生活でのサポートもできます。
当院はジム併設なため痛みの出ないための
トレーニングやストレッチも指導できます。
足裏の痛み
足の痛みでお困りの方はお気軽にご連絡ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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