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変形性膝関節症について
2019/08/06
膝の痛み

ご覧いただきありがとうございます。

今日は、変形性膝関節症について書いていきます。

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、

膝関節のクッションである軟骨のすり減りや

筋力の低下が要因となって、膝の関節に炎症が起きたり、

関節が変形したりして痛みが生じる病気です。

中高年の方に多い病気ですが、とりわけ女性に多く、

50歳以降になるにつれて患者さんの数が増えていきます。
発病初期は痛みがすぐに治まったり、

痛みがあっても年のせいだとあきらめたりして

病院を訪れる人が少ないのが現状です。

一度発病したら若いころのような 膝に戻すことはできませんが、

適切な治療を受ければ症状の進行を遅らせることで、

普通に日常生活を送ることができます。

症状の現れ方、進み方は千差万別

同じ変形性膝関節症でも、症状の現れ方や進み方は人によって千差万別です。

X線写真では膝関節の変形が相当進んでいるのに症状がほとんどない人、

逆にひどく痛むのにX線写真では変形がほとんど見られない人など様々です。

変形性膝関節症の症状がどのくらい進んでいるかを知る手がかりとして、

自覚症状があげられます。

自覚症状は病気の状態をかなり的確に反映しています。

初期の症状 —朝、膝に違和感を覚える—

初期の症状

朝起きて歩き始めた時の「膝の違和感」が最も早く現れる症状です。

この段階では、膝に力がかかる動作で痛みがでることもありますが、

この痛みは長続きせず、しばらく休むと痛みがなくなる場合がほとんどです。

なお、症状の進行は人によって様々で、

朝の違和感だけがずっと続いて、本格的な変形性膝関節症にならない人もいます。

中期の症状 —症状が簡単には治らない—

中期の症状

初期症状を放置しておくと、徐々に進行して症状が悪くなっていきます。

まず、痛みがはっきりと自覚できるようになり、

膝が完全に曲がりきらない、伸びきらない状態が進み、

正座やしゃがみこむ等の動作が苦痛になってきます。

階段の上り下りもつらく、特に下りがつらくなります。

また、炎症が起きてくるために、膝の周辺が腫れたり、

熱感をともなったり、むくんだりしてきます。

さらに、膝に水がたまって膝が張っているような重くだるい感じもでてきます。

この段階では、膝の変形がひどくなり、

膝に力のかかる動きをするとコリコリ、ガリガリといった

軋轢(あつれき)音が出るような感じを受けるようになります。

末期の症状 —さらに痛みがひどくなる—

末期の症状

この段階になると、日常生活に支障が起こるほどの痛みになります。

そのため、仕事をする、買い物に行く、

旅行に出かけるなどの社会活動が思うようにできなくなります。

活動範囲が狭まり、外界からの刺激が少ない生活になるとストレスがたまり、

うつ状態に陥りやすくなります。

また、高齢者の中には、こうした生活(家の外に出ない)が続くと、

認知症の症状が現れてくる人もいます。
この段階では、骨の変形が相当進んできますので、

外見的にも関節の変形が目立つようになります。

変形性膝関節症は大きく2つに分類されます。

変形性膝関節症は「一次性」のものと、「二次性」のものに大別することができます。

変形性膝関節症の多くは、筋肉の衰えや肥満、

無理な動作など多くの要因が絡み合って膝への負担となり、膝

の関節軟骨がすり減って発症します。

このように明確な原因が特定できないものを 「一次性変形性膝関節症」といい、

一方、けがや病気など原因となるものがはっきりとしているものを

「二次性変形性膝関節症」といいます。

一次性変形性膝関節症の危険因子 二次性変形性膝関節症の危険因子
  • 加齢
  • 女性
  • 筋肉の衰え
  • 肥満
  • 膝への負担の大きいスポーツの習慣
  • O脚や偏平足など足部の変形
  • 足に合わない靴およびハイヒール など
  • 膝周辺の骨折による関節軟骨の損傷
  • 靭帯損傷
  • 半月板の損傷
  • 膝蓋骨の脱臼
  • 膝関節のねんざ
  • 慢性関節リウマチ  など

一次性変形性膝関節症の危険因子

変形性膝関節症の検査と診断

変形性膝関節症の検査と診断

変形性膝関節症は、患者さんが診察室に入ってくるときの歩き方を観察することから診察がはじまります。次いで問診によって痛みの状態、生活状況、けがの履歴などを確認し、さらに視診、触診によって 足の変形、腫れの有無、痛みの場所、膝の曲がり具合など詳細に確認していきます。
以上のような問診、視診や触診に加えて、「X線撮影」や「関節液検査」等の詳しい検査を実施して、それらの結果をもとに総合的な診断がくだされます。

検査の内容

検査項目 内容
X線撮影 膝のX線撮影を行い、骨の変形の度合いを調べます。また、骨と骨の間の関節部分は何も写りませんが、この隙間の部分も重要な意味があります。この隙間が狭いと関節軟骨がすり減っているということになります。
関節液検査 膝に炎症が起こって腫れている場合、注射器で関節液を抜き取りその状態で病気の判定をします。

変形性膝関節症の治療法

一度すり減ってしまった関節軟骨は、もとの完全な形に修復されることはありません。

したがって、変形性膝関節症の治療は、痛みをとり、

膝が完全に曲がりきらない状態や伸びきらない状態を改善して、

膝の機能を高めることを目指して行われます。

治療方法は、症状の進行度や痛みの程度によって異なりますが、

薬物療法、温熱・冷却療法、運動療法の3つの療法が基本となります。

これらの治療でも痛みが緩和されない場合に外科的療法を行います。

当院の治療では、

足のバランスを調整し、膝に加わる負担を軽減します。

特殊な治療機器を用いて膝回りの柔軟性と筋力を向上させます。

このような症状でお悩みの方はご相談ください。

大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院

スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。

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