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格闘技に多いパンチやステップワーク時の膝の痛みについて
- 2025/07/10
- 膝の痛み
こんにちは
今回は格闘技に多い膝の痛みについて書いていこうと思います。
なぜ格闘技で膝の痛みが出るのか
格闘技で膝の痛みが出る原因は、激しい動きによる負荷、繰り返される衝撃や怪我としての痛みなど考えられます。
1.格闘技での膝の衝撃
膝への直接的な衝撃や、急激な方向転換、着地時の衝撃での痛みが考えられます。
2.膝の酷使
格闘技では、蹴り、タックル、ステップなどで繰り返し負荷がかかるため、疲労が蓄積しやすく、炎症や痛みを引き起こします。
常に前重心の為、膝を曲げたり、リズムを取るために使い続けていることも原因となります。
また、膝の向きによっても膝に負担をかけ痛みを起こします。
膝の向きによっておこる痛みとは
内に入っている場合
膝が内に入っている状態をX脚といいます。
X脚ではガニ股になる傾向が多いです。
外に開いている人はO脚と言われます。
内に入っていることで起こりうる疾患
1.変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減り、骨同士が摩擦することで痛みが生じます。
2.鵞足炎
膝の内側にある鵞足(縫工筋、半腱様筋、薄筋の3つの筋肉が付着する部分)が炎症を起こした状態です。
膝が内に入るとこれらの筋肉に負担をかけ痛みを起こします。
3.内側側副靭帯損傷
膝の内側にある靭帯が損傷した状態のことです。
膝が内に入ることで靭帯に負荷をかけ、損傷しやすくなります。
4.半月板損傷
半月板は、膝関節のクッションの役割をしています。
損傷すると膝の曲げ伸ばしで痛みや引っ掛かり感が生じ、内股の姿勢は半月板に負担をかけます。
外側に向いていることで起こりうる疾患
1.腸脛靭帯炎(ランナー膝)
ランナーやジャンプ動作する競技の多く、膝の外側を繰り返し使うことで、腸脛靭帯が太ももの骨の外側部分と擦れて炎症を起こします。
2.外側側副靭帯損傷
膝の外側にある靭帯です。
外側への強い衝撃で損傷することが多く、ラグビー、サッカー、格闘技で起こりやすいです。
3.外側半月板損傷
加齢による組織の劣化や、外傷、スポーツでの接触、転倒などが原因で起こります。
4.滑液包炎
膝の外側の滑液包炎という組織に炎症が起こる状態です。
長時間の正座や、膝立ち、膝の外側を圧迫するような習慣で起こりやすいです。
格闘技の構えでも選手によって膝の向き出で痛みが変わります。
膝の痛みで関係する筋肉
1.大腿四頭筋
太ももの前側の筋肉で、膝を伸ばす際に使われる筋肉です。
この筋肉が弱い場合、膝関節の不安定性を招き、膝蓋骨(膝のお皿)の周りの痛みや、変形性膝関節症の原因になります。
2.ハムストリングス
太ももの後ろの筋肉で、膝を曲げる際に使われます。
ハムストリングスの硬化は、膝の曲げ伸ばしを制限し、膝裏の痛みや、膝関節への負担増加につながります。
3.内転筋
太ももの内にある筋肉で、脚を内側に閉じる動作をします。
内転筋の弱化は、O脚や膝の外側への負担増加につながります。
4.中殿筋
お尻の横の筋肉で、歩行時のバランス維持に重要な役割を果たします。
中殿筋の弱化は、歩行時の不安定性や、膝外側への負担増加につながります。
痛みを予防・改善トレーニング
四頭筋の場合
レッグエクステンション、スクワットなど
ハムストリングスの場合
レッグカール
ハムストリングスのストレッチ
内転筋
太ももを内に閉じるトレーニング
内転筋ストレッチ
中殿筋
横向きに寝転んで、足を上げる運動
サイドステップなど
当院での治療
当院ではなぜ痛みが出ているのかを見つけ治療します。
骨からなのか、筋肉なのか、靭帯なのか、滑液包なのかをしっかり判断します。
特殊な治療機器を使い炎症や腫れを抑え、届かない深部までもアプローチします。
また鍼灸を使い原因となる部分に直接刺激し、鎮痛効果や治癒を早めます。
筋肉自体の張りも取り原因を取ります。
必要な方にはテーピングを使い動きをサポートします。
当院ではジム併設のためトレーニングをサポートします。
またリハビリも行い正しいフォームも指導します。
膝の痛み、違和感がありましたらお気軽にご相談、ご連絡ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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