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足の指のしびれ(モートン病) ~なりやすい人と治療について~
- 2025/07/11
- 足の痛み
こんにちは

今回は足先(第3趾~第4趾)のしびれや痛みが起こる、モートン病について書いていこうと思います。
モートン病とは何か?
モートン病は、足の指の間にある神経(足底神経)が圧迫され、第3趾~第4趾の間で痛みやしびれを生じる病気です。
圧迫されることによって神経が炎症を起こし、痛みやしびれ、灼熱感などの症状を起こします。
歩行時や、立っている時に症状が強く、安静時に症状が軽快することが特徴です。
モートン病が進行すると、足裏や足の甲まで痛みが広がります。
どんな人がなりやすいのか
1.ハイヒールや、先の細い靴など、足に合わない靴を履いている人
ハイヒールを履くと、足の指の付け根に負担がかかり、モートン病を引き起こします。
ハイヒールはつま先立ちのような状態になるため、足の指の神経が圧迫され発症します。
2.足のアーチ構造の崩れ
足のアーチの構造が崩れやすい、外反母趾や扁平足も足の指への負担が大きくなりやすくモートン病のリスクが高まります。
3.足の指の付け根に繰り返し負担がかかる
足裏の横アーチの崩れは、足の指の付け根が広がり、地面にべたっとつきやすくなる開張足になり、足の付け根の神経が圧迫されモートン病になりやすくなります。
4.肥満の方
などが原因になります。
その他足のしびれで考えられる疾患
椎間板ヘルニア
腰椎の椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで足のしびれや痛みが生じます。
特に片足に症状が出ます。
椎間板ヘルニアは、くしゃみやヘルニアで悪化することがあります。
脊柱管狭窄症
背骨の中を通る、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されて足のしびれや痛みが起こり、歩行困難などを起こします。
脊柱管狭窄症の歩行では間欠性歩行が特徴になります。
間欠性歩行とは、しばらく歩くと痛みやしびれで歩けなくなり、休むとまた歩けるようになるのが特徴です。
梨状筋症候群
坐骨神経がお尻にある梨状筋に圧迫され、お尻~太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれを生じるものです。
坐骨神経痛の原因の一つになります。
閉塞性動脈硬化症
足の血管が動脈硬化により狭くなり、血流が悪くなることで、足のしびれや冷え、痛み、歩行困難を起こします。
などが考えられます。
モートン病を悪化させないための注意点
1.ハイヒールや、先の細い靴を避ける
2.足に合った靴を選ぶ
3.足の指をリラックスさせた状態で歩くように心がける
4.足の指のストレッチやマッサージを行う
↑の写真のように足の指を前後左右に動かしたり足の指を開く動きをしましょう。
5.長時間の立ち仕事や歩行を避ける
モートン病に関わる筋肉
長母指屈筋と長趾屈筋
これらの筋肉は、ふくらはぎから足の裏を通って足の指先につながっており、足の指を曲げる筋肉です。
この筋肉が硬くなることで、神経の圧迫を強めます。
背側骨間筋と底側骨間筋
足の指にある筋肉で、足の指を広げる役割です。
特に第3趾、第4趾の骨間筋がモートン病で炎症を起こします。
足底筋膜
足の裏にあり腱組織で、足のアーチを支える重要な役割を担っています。
当院での治療
当院では足裏の筋肉にアプローチし筋肉の硬さを取ります。
特殊な治療機器を使い筋肉の緩和から神経にまでアプローチし、炎症、痛みを抑えます。
また鍼灸を使い足底や、しびれの部分に直接アプローチし筋肉の硬さ、炎症を抑えます。
ストレッチ方法もお伝えします。
テーピングで足の指の動きや、正しいアーチをサポートし、改善します。
必要な方にはオーダーインソールを提案し、日ごろから症状が出ないようにします
足の裏の痛み、足の症状、足のしびれがある方はお気軽にご相談、ご来院ください。
大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
針中野フィジカルケア鍼灸整骨院
スポーツされていない方も多数来院されていますのでお気軽にご相談ください。
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