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山登りに起こりうる高山病とは? ~当院でできる低酸素トレーニングとの関係~
2025/07/25
院内設備について
こんにちは!
今回は標高の高い場所で起こりうる高山病(低酸素症)と当院でできる低酸素トレーニングの関係について書いていこうと思います。

高山病(低酸素症)とはなにか?

高山病とは高地で酸素が不足することにより、体が低酸素状態に適応できずに引き起こされる病気です。
標高が高くなるにつれて気圧が下がり、山頂は平地の6割の酸素量になるため、酸欠状態になり
血中酸素濃度が低下することで身体にいろいろな変化をもたらします。
高山病 に対する画像結果

高山病の症状として
軽度の場合
頭痛、吐き気、食欲不振、疲労感、めまい、睡眠障害

中度の場合
嘔吐、激しい頭痛、呼吸困難、排尿の減少

重度の場合
意識障害、錯乱、呼吸困難、肺や脳の浮腫

などの症状が引き起こされます。
高山病 に対する画像結果

症状が出た場合は、無理をしずにしばらく休憩しましょう。
それでも改善されない場合は下山しましょう。

高山病は標高2000~2500m以上の高地で発症しやすくなります。
特に急激な高度の変化や激しい運動、体調不良などが原因で発症しやすくなります。

高山病と血中酸素濃度

通常平地では、血液中の酸素飽和度は95%以上ですが、高地では酸素濃度が低下するため、血液中の酸素飽和度も低下します。
富士山山頂(3.776M)では、平地に比べて気圧は約三分の二に低下し、酸素飽和度も80%台にまで下がることがあります。

血中酸素飽和度が90%以下になると高山病の兆候ありと判断されます。
80%を下回る場合は、非常に危険な状態であり、速やかに下山する必要があります。

高山病対策として、血中酸素濃度を定期的に測定することは、登山者にとって非常に重要になります。

当院では低酸素トレーニングをしながら血中酸素濃度を測定できますのでご安心してご利用できます。


高山病になりやすい人とは?

高山病の発症は人それぞれで差が大きいです。
年齢差、山の経験は関係なく発症する疾患です。

なので、どのくらいの高さで、どのくらいの体力があれが起こりずらいなどは言えないです。
ですが高山病は突然起こる病気ではなく、必ず起こる前に兆候が表れるので見つけつことは容易になります。

軽度の症状が現れたら高山病の兆候になります。
これらの症状は、風邪や疲労と似ているため、見逃されがちですが、これをしっかり見極めることが大切です。

その中でも高山病のリスクが高い人

1.既往症
呼吸器系や心血管系の病気、片頭痛、過去に高山病を経験したことがある人は、高山病にかかるリスクが高くなります。

2.貧血
貧血の人は、体内の酸素運搬能力が低下するため、高山病になりやすい傾向があります。

3.肥満・運動不足
肥満や運動不足の人は体力が低下しているため、高山病になりやすい傾向があります。

4.睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中に呼吸が浅くなるため、高山病のリスクが高くなります。

5.子供
子どもは大人より高山病になりやすいです。特に小さい子どもは症状をうまく伝えられないため、注意が必要です。

また高山病のなりやすさは、酸素摂取能力が影響しています。

酸素摂取能力が高ければ、薄い空気の中でも酸素を効率よく取り込めますから酸欠になりにくいわけです。

酸素摂取能力の個人差は心肺機能の他に、血中ヘモグロビン量が要因の一つとなっています。

ヘモグロビンが少ないと貧血気味になり、身体のすみずみに酸素を運びにくくなります。

普段から貧血気味の人は、平地でさえ十分に酸素を体内に取り込めていないのですから、

高い山にに登ればさらに苦しい状況になるのは必然です。

鉄分不足でヘモグロビンが少なくなっている人が多いそうです。

高山病対策

高所順応をする
到着したら、しばらくゆっくりして身体を高所に慣らしましょう。

到着してすぐに登り始めるのは禁物です。

また登り始めの時は意識的にゆっくり歩いてください。

「登山では最初の1時間を意識的にゆっくり登るのが登頂への秘訣」です。


高山病の予防

徐々に高度を上げるようにしましょう。急激な高度の上昇は高山病のリスクを高めるため、徐々に高度を上げて体を慣らすことが大切です。
マイペースに上ることも大切になります。一緒に上る方が早いかと言って、無理なペースで登山をすると高山病のリスクが高くなってしまいます。

また水分補給をしっかり行いましょう。脱水は高山病のリスクを高めるため喉が渇く前にしっかりと水分を取りましょう。

深い呼吸も大切になります。
浅い呼吸は酸素不足を招きやすいため、深い呼吸を意識しましょう。


当院にある低酸素トレーニングを行うメリットとしては登山の時と同じ状況を作り体を慣らしていきます。
また持久力向上、高所順応、パフォーマンス向上、高山病リスク軽減に役立ちます。
低酸素環境下でのトレーニングは、心肺機能を強化し、筋肉の酸素利用効率を高めるため、平地でのトレーニングよりも効果が期待できます。

当院の低酸素トレーニングは多くの登山の方、アスリート、ランナーの方が利用されています。
トレーニングされたい方はお問い合わせください。

大阪市東住吉区にあるスポーツ専門治療院
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